鴨周 - Aduck’s blog

日本の事、インドネシアの事思いつくままに

現在の価値観で過去を断罪する事

人類が長い時間をかけてたどり着いた現代の価値観がある。まだ、完ぺきとは言えないが、数十年前より改善した点が多いのは見てとれます。

日本に限定して考えれば、一般人が戦場に駆り立てられる事は戦後1度もなく、親が子を売るような事もなくなりました。性別による差別も以前に比べればずいぶん改善されて来たと思います。一部商業化されたシステムにおいて暗黙の了解では存在しますが、売春も戦後違法となりました。

 

では、売春が合法だった時代に売春を行った100歳のおじいちゃんを逮捕すべきでしょうか?貧困が元で、子供を丁稚奉公に出した親は、幼児虐待などの容疑で逮捕されるべきでしょうか?

 

法の不遡及(ほうのふそきゅう)と言う原則が有り、現在成立した法律を過去に遡って適用する事はできません。

 

アメリカで起きている人種差別反対の運動の中でコロンブスの像を破壊する行為が頻発しているそうです。

news.yahoo.co.jp

 

慰安婦問題や応募工(徴用工)問題も同じ匂いがする。確かに、本人からすると騙されて連れ出されたり、行ってみたら事情が違ったり様々な不満があったのだろうが売春が合法だった時代(韓国では性売買特別法成立まで)の事象を現代の価値観で見るのはかなり無理があると思います。

www.amazon.co.jp

 

その韓国のボスである中国は今でも遡及が当たり前の国で、政権が代われば過去の事象で粛正されます。このような状況から類推するに、アメリカの人種差別問題の先導者の中で、法の遡及が当たり前と考えている団体が、大統領選挙をにらんで動いているのではないかと思えてきます。

 

しかし、何をやってもバイデンでは勝てないよなぁ~。