世界まるごとHOWマッチ
ケントギルバートと言えば、世界まるごとHOWマッチを思い出すのだがいつのまにか、右翼の論客、ネトウヨと呼ばれるようになっている。
右左どうでも良い私は、極右、極左ともに同じ匂いがするなぁと思ったりしている人で、地球を西側に進んでいくと東側の国に到着するのと同じかなとも思ったりしている。虎ノ門ニュース出演者が、右翼と呼ばれている人が多いらしく、ニュースを見た後色々調べると、それに関連してその人たちの書籍があっちこっちに表示されてしまう。アマゾンによる思想誘導か?と思ったりしながらも間違って(故意ではなくたまたま押してしまった)、セクシーランジェリーを表示してしまうと、それで覆われてしまう。アマゾンのAIもそんなに賢いわけではないようです。
本題に戻すと、この本が出てきたのでついついポチリとしてしまった。オーディブルを選んだ後、キンドルとの値段差に後悔したりしましたが、とりあえず8割ぐらい読んだ(聴いた)後の感想です。
私にとって儒教思想とは、年寄りや先輩を敬う思想でうっとおしくも有り、日本人としてあっても良いのかなと思う程度のものでしかありませんでした。アジアで20年暮らしている私は、某国の方々の思考回路に対し確固たるこう言うものだと言う結論はないままでした。何となく交渉の時などの実践感覚と言うか、こうすればうまくいくと言った感覚で理解してきました。本書を読むとそれが、とてもクリアになった事が良かったと思っています。
特に、お隣の国の方々が日本は謝罪していないと、何度日本政府が謝罪しても認めない理由が明らかに理解できました。彼らの言う謝罪とは、
謝罪した人は我々より低い地位であるべきで、世界的にも我々より高い評価を受けてはいけません。我々が受賞していないノーベル賞を取る事は謝罪していないのも同然だ。と言うような思考回路が根底に深く埋め込まれているのでしょう。
謝罪しても永遠に意味がない事が良くわかります。
次に注目したのは、スイスの民間防衛に関する件です。
第1段階 工作員を政府中枢に送り込む。
第2段階 宣伝工作。メディアを掌握し、大衆の意識を操作する。
第3段階 教育現場に入り込み、国民の「国家意識」を破壊する
第4段階 抵抗意志を徐々に破壊し、「平和」や「人類愛」をプロパガンダに利用する。
第5段階 テレビなどの宣伝メディアを利用し、「自分で考える力」を国民から奪っていく。
最終段階 ターゲット114の民衆が無抵抗で脇抜けになったとき、大量植民で国を乗っ取る。
平和憲法の日本で有りながらも、敵基地攻撃能力を持つなどと言う議論が進んでいますが、先ずは、戦火を伴わない情報戦に勝つことを優先するべきではないでしょうか?
また、日本人は「譲歩すれば、相手も譲歩する」と思い込んでいるが、彼らの思考は「譲歩したなら、もっと押し込もう」と言う感覚が凄く実感できる内容でした。因みに、私も少し日本人でないのカモしれません。交渉時には、弱みを相手に見出し、押して押して押しまくります。
因みに、この本にはこのような批判もありました。