何故カウンセリングを受けたのか①
ちょうど、東日本大震災が起きた直後から始まります。
突然の行き先変更
海外事業向けの積算システムがちゃんと利用されていない事を話し合うために香港を訪れていました。何故か、本来は香港で打ち合せを行う予定だった香港在住の担当課長がジャカルタから電話をかけてきました。
「ジャカルタに赴任してもらいたいんだけどぉ」
寝耳に水でした。なぜなら2週間ほど前にバンコク行きの内示を受けていたからです。
どうも、ジャカルタの案件が急増しており、私の部門からも一人寄こすように要請があった様でした。私はその時、それをインドネシアの拠点長の要請だと思っていました。
バンコクの案件は、私の技術者として未知の領域に挑む良い機会だと捉えていたので少し考えこみました。どちらかと言うと私の部門は会社のメインストリームではなく、丁稚奉公かよと思わさせる気分になる事が多々ありました。でも、バンコクの案件はメインでやれる類の案件だったのです。
直属の課長からの申し入れを断る事は今後不利になる事も有ると思いジャカルタ行きの方を優先する事を安易に決断してしまいました。
タイには、4月初めにソンクランと言う水かけ祭りが有り3日間程連休になる為、日本人学校の入学式、始業式は4月18日頃と他のアジアの国と比べて遅めにでした。
我が娘たちは、中1と小5でシンガポールの西部にある日本人学校からの転校となるのですが、当初はバンコクへの異動なので余裕をもってできると心配していませんでした。
ジャカルタ異動決定で、2週間早まりました。急な異動なのでシンガポールで1学期を過ごしてからの転校と言う方法も有りましたが、特に中1の長女は、中学の入学式から始めさせてやりたかったし、急な要請をするジャカルタ側は協力的であるはずだと思っていたから強行を決断しました。