鴨周 - Aduck’s blog

日本の事、インドネシアの事思いつくままに

自国から強制送還って?帰国難民化する駐在員。

コロナ禍で判った。

論理的思考を失っているのは民主党が政権だったからではなかった。

 

東日本大震災の対応は行き当たりばったりで、論理的でなかった。

特に、原子力発電所の対応。ベントを開けば放射性物質は解放され、熱々の窯に水を浴びせれば水素爆発を起こす。素人の私でも予見できる事だった。なので、その時200Km県内は避難した方が良いと言った。

国の初期対応は、隣国のセウォル号のようにとどまるように指示をした。そして、1ミリシーベルトの基準は、いきなり100ミリシーベルトに変更された。メディアも100ミリシーベルトは大丈夫ですとあおって、避難した方が良いと言う意見は風評被害とさわがれた。

 

このころ私は、自民党が政権だったらもっとまともな対応が取れたのだろうと思っていた。しかし、コロナ禍になってみると論理的でない不可解な対応が、自民党政権下においても連発される事になった。

 

日本人をどこに強制送還するのか?

そして、私の身にも身近な問題が起こっている。1年半ぶりに帰国を企てているのだが、全く同じルートを選んだ人に不幸が降りかかった。なんと、自国に帰国したのに、強制送還されそうになったのだ

 

plus62.co.id

 

そもそも、出発地検査の意義は、空港や機内での感染の機会を減少させ、2次的な効果として感染の可能性がある人が到着先国に入国する機会を減らすと言う事だと思います。

 

つまり、事前検査は出発地の空港もしくは航空会社の責任において、搭乗可能か判断する。到着地側は、その国の独自なプロトコルで検査し入国の可否を判断すると言う事になるはずです。もし、出発地で検査結果の不備が発覚したのであれば、ペナルティーを与えられるのは、出発地の空港であり航空会社であるべきです。警告をしても改善されないなら、便を止める。出発空港で共通に頻発するならその空港からの発着を拒否すればよい。

 

付け加えて言うと、ビジネストラックでウイルスが持ち込まれた件と混同している人がいるようですが、あれは相手国での検査のみで入国させると言う、これまた性善説に基づいたお花畑政策だった結果です。

 

責任分界点を明確にせず、大事なところは性善説を採用し某国の人たちを受け入れたり、自国に帰国する人は強制送還しようとしたり。恐らく党が変わっても何も変わらない非論理思考は、なにもチェックしない政治家と、業界の理論しか考えられない官僚の絶妙なコンビネーションが引き起こしているのだろうと思います。

 

 シンガポール航空より

 

XXXXX様

 

シンガポール航空をご利用頂き、誠にありがとうございます。

日本へご帰国のお客様にご帰国時の検査証明書についてご案内致します。

昨今、検査証明書の不備により

日本国籍のお客様が日本への上陸を拒否される事例が発生しております。

 

弊社としてもお客様がご帰国時に日本に上陸できない事態を避ける為、

所定のフォーマット(日本語/英語)で証明書を取得頂きますようお願い申し上げます。

*厚生労働省指定フォーマット(日本語/英語):000769988.pdf (mhlw.go.jp)

※黄色の項目(印影含む)に一つでも記載漏れがあると上陸拒否となり出発地へ送還となります。

※ピンクの各項目にそれぞれ最低一つチェックがない場合上陸拒否となり出発地へ送還となります。

 

検査証明書取得前に今一度厚生労働省HPにて詳細をご確認下さい。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

シンガポール航空

福岡空港支店