武漢コロナ対策シリーズ ③
なんと、シリーズ③まで続いています。
家庭に必ずあると言ってよい、第3種換気ですが①で述べたように室内の空気を吸い出すだけです。簡単に言うと、コンロで焼いている秋刀魚の煙を吸い出す程度でしかありません。
吸い出すだけなので、部屋の中の圧力が下がります。このような状況だと外部のチリや菌、ウイルスを部屋に引き入れてしまうかもしれません。
ファンと逆方側に開口を設けると、新鮮な外気が入ってきますがこのままでは、やはりゴミや菌を引き入れてしまうのでフィルターの設置が必要です。
ここで脱線しますが、フィルターの話をします。
通常の換気扇などに使われるフィルターは、微粒子用高性能フィルターでも2μm(マイクロメータ)の粒子までとありますので、小さいものでは数十nmから、大きいものでは数百nmのものまでと言われるウイルスをブロックする性能は全くありません。ウイルスはnm(ナノメーター)単位です。ナノとかマイクロとか言われてもわからんと言う人も居ると思いますが、要するにウイルスはめっちゃ小さいため、フィルターの隙間を通り抜けると言う事です。
参考
〈微小粒子用〉高性能フィルター:換気扇用システム部材|三菱電機 空調・換気・衛生
もっと小さなものをブロックできるへパフィルターと言う物が有ります。クリールームなどに使用されるフィルターです。JISの定義だと、「定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」となっています。残念ながらこれでも、完全にブロックはできないのです。
引用
従って、フィルターは外部のチリを屋内に入れないようにする程度の物と考えておくべきです。
では、ウイルスとはどう対峙すればよいのでしょうか?
続く