鴨周 - Aduck’s blog

日本の事、インドネシアの事思いつくままに

子宮頸がんのワクチンと共にワクチン接種をどうするべきか個人的に考えてみた

前橋レポートと言う物がインフルエンザ集団接種を止めた理由になったとは今回調べてみて初めて知った。

www.kangaeroo.net

小学生の頃は良くわからないが、定期的に色々注射しなければならなかった。長蛇の列に並んで、消毒液のツンとする匂いがする保健室が近づいてくると嫌な気分になったもんです。

集団接種が終わった頃には義務教育ではなかったので必然的に受けなくなっていましたが、結局今までインフルエンザと診断された事はありません。

 

www.jsog.or.jp

 

HPVワクチンに関しては、ちょうど娘がお年頃になった頃に副作用の問題がメディアに取りざたされどうすべきか妻と協議したことが有りました。たしか、副作用の確率は低いのでやった方が良いんじゃないと無責任な言葉を投げて終わったと思います。結局どうしたのだろう?

 

下の原告団の文章を読むと、娘にそんなリスクを負わせられないと思ったりします。

子宮頸がんワクチン被害の裁判 - HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団

 

積極(能動)的リスクと受動的リスク

平時は何もないので気にしないで生活していたらウイルスに感染し重症化して障害が残りました。と言う受動的行動に起因するな事象と、将来の感染に備えてワクチンを接種したら副作用が出て障害が残りました。と言う積極的行動に起因する事象では心の捉え方がずいぶん違うと思います。

受動的だと、日ごろの健康管理が悪かったあなたが悪いと言われ、本人もこれは神が決めた運命だったといずれあきらめる事でしょう。しかし、積極的に行った場合、例えば接種を進めた親は、私が勧めたせいでと一生後悔するでしょうし、広報を行った政府や病院を恨む事になるでしょう。また、本人もあの時止めておけばと後悔がぬぐえない人生を送ることになるでしょう。

 

じゃあ、どうすれば良いのか?

簡単な話です。「自分で決めなさい」※です。

 

 ※未成年の子供に決めさせるか、親が決めるか、難しい問題はありますが、どのリスクを取るかは誰かが腹をくくって判断するしかないと言う意味です。

 

2019年の交通事故での死亡者は3215人、日本の人口を1億2千万人とすると約0.003%、インフルエンザワクチンの副作用で重篤化する率は接種者に対して0.0002%です。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000189772.pdf

交通事故が怖いから外出しない選択肢は無いと思います。外出するかしないかは誘拐でもされない限り、最終的に自分の意志で決めているはずです。交通事故よりもリスクは低いけど、それでも嫌だ。と思うならやめるだけです。

 

調べるとこの手の数字は良く出てくるのですが、メディアや政府は推奨だろうと反対だろうと数字をしっかり掲載し、あまり調べなくてもこの予防接種は何と比べてリスクがどの程度なのかと言うリスク評価基準を掲示して欲しいと思います。何もせずに感染し重篤化する率が合わせて掲載されていればどちらを取るか判断がしやすくなると思います。

メディアは同じ数字に対して、やるべきかやめるべきか持論を述べれば良いのではないでしょうか。