鴨周 - Aduck’s blog

日本の事、インドネシアの事思いつくままに

COVID-19を個人的に調査している件 20200620 データ収集基準

夏になったら活動が弱るとは言われていますが、インドネシアはずっと夏なので季節要因は雨期か乾期しかありません。今は乾期なので、気分は日本でいう「夏になったなぁ」と言った感じに似ています。とは言え基本いっつも暑いです。

ただし、日本の7、8月の暑さは異常で、暑さになれている国の方々でも嫌になるようです。一時帰国休暇や出張を入れたくない季節であります。今は帰れませんが…

 

厚生労働省の発表を見ていたら、PCR検査のキャパを表示する欄がある事に気づきました。。

 

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国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の1日あたりの最大能力

www.mhlw.go.jp

 

6月17日掲載分から始まったようですが、とある放送局がやたらとPCR検査20万人とか言っているので掲載するようにしたのかもしれません。

これで行くとフル稼働した場合約7日で20万件検査できる体制になったと言う事です。

因みに、20万件と20万人は違います。複数回検査を受ける人がいるからです。どうも厚生労働省のホームページの備考欄を見ていると、都道府県の集計のやり方が、件数と人数がごっちゃになっている感じがします。

また、昨日も指摘しましたが、PCR検査数の修正が行われています。

引用:

東京都は、医療機関による保険適用での検査人数等を除いた検査人数をウェブサイトに掲載していたが、6月15日以降、医療機関等が行った検査を含む検査人数を過去に遡って計上しているため、検査実施人数が大幅に(4万人以上)増加している。なお、前日比は、同様の算出方法による前日の値との差分としている。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年6月18日版)

さらに、今日は兵庫県が1500名ほどの修正をかけています。

引用:

兵庫県が、民間検査機関等での検査件数を除いた検査件数をウェブサイトに掲載していたが、6月17日以降、民間検査機関等での検査を含む検査件数を過去に遡って計上しているため、検査実施件数が1,500件程度増加している。なお、前日比は、同様の算出方法による前日の値との差分とし

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年6月19日版)

 

私は第2波はほとんどないと思っています。今巷で恐れられている第2波は、新しいシーズンの第1波だと思っています。インフルエンザなどのウイルスは、勢いのある種だけが流行し2種類が同時流行する事はかなりまれなケースだそうです(1シーズンで時期をずらして2種類流行したケースは最近あったような気がしますが)。もしかすると、武漢コロナで弱った人類に、別のインフルエンザが猛威を振るうような事になるかもしれません。

とにかく、第2波だろうとなかろうと、次の流行にそな言えるためにデータ収集基準をしっかり統一して欲しいともいます。

後で基準が変わると、データの一貫性が失われて分析が素人には難しくなるからです。厚生労働省の高学歴な方々よろしくお願いいたします。

 

「東京アラート」を日本人が発音すると、「Tokyo a Rat」と英語ネイティブには聞こえるので、「東京ネズミ」と言うひよこのような新しい東京土産と勘違いする人がいるとかいないとか言われていますが、最近の新規陽性者を見ると「東京ネズミ」発令中の頃より明らかに悪化しているように見えます。

緊急事態宣言一部解除した5月14日から昨日までの新規陽性者の平均が46人。東京アラート期間の平均が41人。この1週間平均は60人ですので本来なら今だすべきではないのかと思います。地方行政も手探りでやっているので、変更や修正は致し方ないのカモしれません。しかし、とある都知事は赤字の大手代理店から知恵を授かったのか知りませんが、TEDで偉そうにプレゼンやってる意識高い系のような人の真似をして「東京ネズミ」を発令しますとやってしまった。

 

人気取りでやったわけではないと言いたいなら、現状をしっかり説明して在宅勤務の方が上司の顔色うかがって出社する事や、カスハラのお客様は業者を呼びつけるのを少しためらってくださいと呼びかけて欲しいものです。

 

※陽性者周辺での重点的なPCR検査で発見される無症状者も多いのと、諸外国との差を考えると個人的には、大きく騒ぐことは今の所無いと思っています。

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東京都の新規PCR検査数陽性者数

引用:チャートで見る日本の感染状況 新型コロナウイルス:日本経済新聞