鴨周 - Aduck’s blog

日本の事、インドネシアの事思いつくままに

テレビ放送の在り方 地上波放送は1チャンネルのみで十分

世界中で問題視されているのですが、STB問題をご存じでしょうか?

Set Top Boxの略で、ケーブルテレビを視聴するための専用のチューナーのような物を意味していました。このようなチューナーを改造して無料で視聴するような事が問題視されていました。

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J-COMセットボックス

https://www.jcom.co.jp/service/tv/smart/4kjb/


しかし、現在はアンドロイドOSを搭載したテレビボックスが主流です。これは、Youtubeはもちろん、Netflixなど有料無料配信がテレビで視聴できるだけでなく、グーグルドライブなどに保存された携帯の動画なども簡単に視聴できます。そして、上記のような改造して有料テレビを盗視聴するのと違って、アプリを入れることで中国サーバー経由したライブ放送も視聴可能になります。

トランプ政権が中国を知的財産の盗人扱いするのは、こう言う盗賊行為を容認しているからかもしれませんが、このセットボックスの販売自体を取り締まることはできません。このような状況ですが、私がここで言及したいのはその違法性についてではありません。このアプリから瞬時に世界中のテレビ局にアクセスできるという面です。この体験は、電波を使用した放送やケーブルテレビが既に不要になった事を実感させます。

 

日本のコンテンツを世界中が狙っています。なぜなら、日本の番組はお金をかけて作りこんでいるため、アジアのみならず結構な評価を得ているのです。もちろん、アニメはすでに世界的コンテンツです。こちらからすれば、相当古いコンテンツですが風雲たけし城やサスケは欧米人のこ心を捉えて離さないようです。

日本は急いで、コンテンツ界のトヨタを作らなければならないと思っています。Netflixは既に日本の番組制作市場に食い込みつつあるし、アマゾンも時期に入って来るでしょう。

Tverと言う、見逃し配信は非常に便利ですが、DVDのダビング規制と同様様々な自主規制が存在します。スマホタブレットからGoogleキャストでテレビに映すことはできません。CMに切り替わるたびに止まり、アプリのクオリティーも低いです。海外からの視聴は制限されています。VPN接続で視聴可能ですが、VPNを安定して接続するためには、一般人は外部サービスを使用するしかなく1000円程度月々支払う必要があります。このお金は製作者には還元されていません。中華製のアンドロイドテレビボックスの利益も当然製作者に還元されていません。

 

法律や放映権、著作権をしっかり守るのは日本人の美徳ですが、世界ではルールをいかに変えさせるかが焦点です。まずは、足元のコンテンツを一元的に管理し世界に発信できるような企業を2社、現実から考えるとNHKと民放連合のような形でつくり日本のコンテンツのネット配信を牛耳るようにし、日本政府は日本の放送を世界中に配信できるような条約作りをしてもらいたい。

インターネット帯域確保のためにはテレビ用の帯域は解放されるべきで、国営放送局(緊急放送)向けの1チャンネルのみ残せばよいと思います。

 

そして、違法な方法で流れるデータを見るのではなく、合法的に世界中で日本のコンテンツを見れるようにする事で、製作費を世界から集金しより良いコンテンツを作る資金が集まめ、また、一般人は違法な海賊版から乗り換えが利く事で、違法行為の正当性を奪ってほしいと思います。

 

※すこし結論がまとまっていませんので、今後修正を加えていきます。