鴨周 - Aduck’s blog

日本の事、インドネシアの事思いつくままに

日本の映像文化がただの下請け業になる日

以前に日本のテレビ局の再編について記しましたが、ネットフリックスという黒船の襲来は日々存在感を増しています。

aduck.hatenablog.com

 

ネットフリックスは、Youtubeの誰でも参加とは真逆のプロの作品を提供するビジネスモデルになっています。従来のコンテンツをただ有料で配信するだけでなく、自ら作品を制作して配信するコンテンツが急速に増えてきている感じがします。

 

www.msn.com

 

 

攻殻機動隊の3D化は創りこみがイマイチで、少々残念でしたが、明らかに日本のプロダクションが雇われている事が分かります。逆に、オリジナル作品のない全裸監督はもう見だしたら止まらない、ネット配信ならではのきわどい作品でした。

 

このような作品が次々に現れてくれば、次第にお金がネットフリックスに流れ更に良い作品が作られるでしょう。アジアの中でコンテンツにちゃんとお金を払っている率の高いのは日本ですので、これを貯えにアジアを制覇していく事でしょう。日本のプロダクションにとどまらず、テレビ局までも下請けにならざる得ない状況になりそうです。

 

では、これらネット放送の弱点は何でしょうか?ずばり、「ほどよくつまらない番組がない」と言う事です。Youtubeは、面白くないチャンネルはとことん面白くなく自動再生すると関連する番組ばかりが再生されて疲れます。逆に、デマンドタイプのオンライン動画は、1番組が終了すると次を探さなければなりません。それが面倒なんです。

まとめると、じっと見つめてみる番組はせいぜい2番組程度だと思います。大事なのはずっと映っていて、時々気になる時にふと視線を向けるそんな感じの番組が必要なのです。

先のブログにあるように、アンドロイドを使ったテレビボックスのような機器を使って、従来のテレビ配信の形式を踏襲しながらネット配信に移行し、更に世界同時配信や、後から勝手に翻訳機能(良い訳はPVが増えて報酬がもらえる機能など)などを後付けしていくと言うのはどうだろうか?広告主はより正しい視聴率が得られるし、下のような天下りに利用されそうな団体もなくなる事でしょう(日本の官僚はちゃんと後継を作るでしょうがね)。

 

www.b-cas.co.jp

www.bpo.gr.jp