鴨周 - Aduck’s blog

日本の事、インドネシアの事思いつくままに

アジアでお仕事 2

筆者は、台湾、シンガポールインドネシアを拠点にアジアに関わって20年以上。その中で考えたことを少ない言葉でつづるシリーズです。

 

「あからさまな発信で伝える」

 

例えばスタッフから○○の改善要求があり、すぐさま、改善方法について上司に説明し検討を開始ししたとします。普通の日本人的発想だと、「上司もまだ許諾していないし、どうなるか分からない」と言うような理由でその事は表に出さないでしょう。

 

しかし、アジアでのお仕事では積極的に「〇〇について、こういう検討をしており、目標は〇〇の頃までに実施するつもりだ」と発信すべきです。そして、この目標が多少ズレても構いませんし、もしこの検討が反故になったとしてもあまり気にする必要はありません。

もちろん、いつも話だけだと信頼を失いますが、「先ずはあなた方の問題に真剣に取り組んでいる」と言うイメージを持たせる事が大事です。もし、うまく行かなかった場合は他に良い解決方法をみんなで考えさせれば良いのです。

 

日本の様な成熟社会と違ってここは日々進歩しています。自分の置かれている環境だけが進歩しないと必要以上に心配し、転職のきっかけになってしまう事も有ります。問題を放置せず常に前進している感覚を醸し出す事は彼らを安心させるためにも必要なのです。