鴨周 - Aduck’s blog

日本の事、インドネシアの事思いつくままに

日本の製品が注目を浴びなくなった理由

日本の企業風土は問題が多い。先ず、理系文系とカテゴリーを分けてしまっている事。理系は開発だけ、文系は営業、経営だけのような雰囲気が漂っている。最近はかなりミックスしてきてもいるが、「文系のくせに」と理系がののしったり、「やっぱり理系だから」と文系が烙印を押したり…。この文化は早く辞めてしまった方が良い。

 

例えば、経済学は数学の知識が必要なので理系に近い文系と言われています。情報系は理系に分類されていますが、人や言語も相手にするので文系的要素も多分に含まれます。特にITが高度化した現在は、文系理系の2極に分けて物言う事自体ナンセンスなのです。今回のようなコロナ禍が起きたときに、科学的なエビデンスをもとに方針が発表する人は伝わりにくく、気持ちだけで物事を決める某知事さんなどが注目を集めてしまうのも2極分けの最たるものです。

 

日本の企業は決定が遅い。お伺いを立てるために、上司、課長、部長、関連部署、リスク管理部署、資金部、企画室…とやって結局誰が決めるの?みたいな状態が日本の典型ではないでしょうか?海外では、オーナー会社の方が成功しやすいと言われているのは、この決断の速さが決め手なのかもしれません。

 

ところで、一生懸命やっているのになぜかテストで隣の席の人に負け続けたとしましょう。私はもっと努力しなければならないと思い、更にもうかなわない俺の能力は頭打ちだと思うようになってしまいます。でも、実は隣の人がカンニングしていたとしたら?

 

今の日本は、カンニング国に囲まれています。そして、自虐大好きなマスコミが、日本の技術は地に落ちたと宣伝していて更に自信を失う魔のスパイラル状態です。日本にも解決すべき様々な問題があるが、カンニングさせない法律の整備や対策をしっかり打っていかなければ本当に衰退してしまうのではないでしょうか?理系の発明を、文系の法律が守るような絡みを見せて欲しいものです。